自己評価のミスマッチ

ボディビル大会のシーズンが、始まろうとしております。5月3日には、東京ノービス大会が行われますが、選手にとっては、最後の追い込みの期間ですね。

大会当日、どのような肉体に仕上がっているのかの、期待と不安の毎日になってきますが、現時点で

絞れていなかったとしたら、すでに期待感は無くなり、不安感でいっぱいになることでしょう。

しかし、ある程度絞れてきて、残りの日々で満足のいく仕上がりに持っていく事が出来たとしても

その評価をするのは、大会審査員であるわけです。

図の第一象限①で言えば、審査員の評価+3、自己評価も+3になるA点にある事が良い訳です。

B点にあれば、自己評価は高いのだけれども、審査員の評価は、いまひとつと言う事になり、

さらに、C点にあった場合は、自己の思い込みだけは高い評価なのですが、審査員の評価は全く低いものとなってます。

初心者の場合は、このようなC点に当たる選手が少なからずいるものです。そして、

「審査員がおかしい」、「オレはもっと上位に入れるはずだ」などの、文句を言いたくなる事も

あるでしょうが、図で言えば、審査員の評価が少なくとも、プラス側でない限り(第一、第二象限)、入賞をすることはありえません。

この評価の差を埋めるためには、場数を踏んでトップ選手と自分の差が、どこにあるのかを冷静に見極める自分自身の、審美眼を養っていく以外に方法はありません。

たとえ友人・知人が、舞台上の出来・評価を一番だったとしてくれても、

見ている位置が、審査員たちとは違い、はるか後方からの評価・目になっているはずです。

パーフェクトスコア・全審査員から一位の評価を得る事、

必要なのは

この心構えかと思います。

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.


*


CAPTCHA