大会カテゴリーの乱立

連盟の開催する大会名称は、昔は「○×ボディビル大会」という名称だけで通用していたものですが、昨今はこれに加えて、メンズフィジーク、クラシックボディビル、クラシックフィジーク、メンズフィットネス、ボディフィットネス、フィットネス、フィットネスビキニ、フィットモデル、フィギュア・・・というように、我々でも全ての呼び名をを憶えきれないほどのカテゴリーが作られてきております。

このことは、底辺の拡大であるトレーニング人口、競技人口の増加があることと、特に欧米男子選手の薬物使用によるモンスター化が、背景にあるのではないかと思われます。

しかし、この多くのカテゴリーの中から自分にとって一番勝負できるものに、出場することが出来れば、それだけ入賞する可能性も増えてくる訳なので、選手たちにとっては、選択の幅が広がってきたといえるでしょう。

一方、これら全てのカテゴリーを「1人の審査員がカバーする」ことは無理があります。

今春初めて、全国の審査員を対象に審査講習会なるものが行われるようですが、日本国内の内輪の話で終わって欲しくありません。

また、講師も日本人だけでやるのではなく、「現役の海外の審査員」を招聘してやるくらいの内容が必要です。

すでに審査員資格として、アジア国際審査員以上の資格を持ちながら、一度も海外の大会に審査員として、派遣されたことがない日本人審査員の何と多いことか!これが現状ですね。

これからは、海外の大会に審査員として呼ばれて行くのみならず、現地の役員や選手と交流できるような、真の審査員作りに連盟のお金と時間を使ってほしいものです。

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