過去を持たない選手たち

昨日は東京オープンボディビル大会が、かつしかシンフォニーヒルズで行われました。

私も大会役員の一人として大会の運営のお手伝いをしており、主に大会の写真を撮っています。ほとんどの時間が、カメラのファインダーを通して見ているので、実際の肉眼とは多少違った感覚ではありますが、いつも思う事は、審査の難しさです。

私が思う1位の選手と、審査結果から出てくる1位の選手とは必ずしも一致しません。

また、審査員同士であっても付ける順位に差は付きもので、選手の実力が伯仲してくる今回のような場合は、1位、2位、3位を当てるのは大変難しいこととなります。

審査員の好み(仕上がりを重視するとか、バルクを重視するとか・・)も当然ありますので、人間の目で見たものを、結果として出す競技では「あとあと」遺恨が残るのも常です。しかし、優勝をするなら圧倒的な1位票を集めたパーフェクトスコアを出したいものです。

「オレ」の方が、上位だったのではないか?あの審査員はおかしい!などいつも出てくる感情ですが、審査員も人間です。

昨年のミスター東京であれば、「過去を持っている選手」の寺地選手と山本選手のお二人の競い合いでしたが、私なら山本選手に1位を付けていたと思います。お二人ともキャリアの長い「過去」を持っているので、その分さらに審査も難しくなるのでしょう。

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