我々の世代がやり残したもの その1
★「ミスターユニバース」なんとカッコイイ響きだろうか。
ここにボディビルのすべてが詰まっているように思う。
いつの時代でも、どんなスポーツでも若者なら一度は、世界一を目指して
頑張るものだが、ボディビル界ではこの「ミスターユニバース」になることを
目指して、世界中の若い才能が努力しているわけだ。
そんなミスターユニバースが、1986年10月に東京で行われた。
もう30年もむかしの事になる。
私は実際に会場に行き、来日した選手たちを身近に見て本当に驚いた!
上下スエットを着ていながら、上腕三頭筋の隆起がはっきりとわかるUSAの
マイク・アシュリーや座っているその太ももから大腿四頭筋群のセパレーションが浮き上がっているインドのプレム・チャンドなどなど。
これが世界か!すごい!ナチュラルでここまで行くとは!!!
自分の若き日にこのような体験ができたことを日本連盟にも本当に感謝したい。
この体験が私のその後の人生にも大きな力を与えてくれ、そして現在ただ今にも
繋がっているのだから。
あれから30年! おそらく現在50才以上の方でないと当時の大会のことは
知らないはずだ。私も還暦に近くなってきた!
「我々の世代がやり残したもの」とは、
このミスターユニバースの日本開催なのだ。あの日の体験を今の若い世代にも
ぜひ味あわせてあげたい。世界中のボディビルダーが集まり、世界一の筋肉美を
競う一日の熱気をぜひ刻印してほしいのだ。
東京ボディビル連盟の一役員としても、この事を言い続けて行きたいと思います。
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