筋トレの特徴として、「向上心」というものが芽生えてくるところがあります。
今まで出来なかった重量が出来るようになったり、腹筋でも10回しか出来なかったのが、15回、20回と繰り返す事が出来てくると、ここに向上心というか、良い意味での欲が生まれて、もうちょっとやって頑張ってみようかなとなるわけです。
このように自分の能力が、伸びて来ることを素直に喜べる人は幸運な人であって、逆に能力が伸びてきても、そこにそれ程の喜びを感じない方々もいるわけです。
人生いろいろですが、選手を目指す中にも、単に自分の自己実現だけを求めて行くと、道を踏み外す事にもなりかねないので、いつも自己抑制とか節制のある生活が、一日24時間求められます。
しかし、この事が若い時代には、なかなか気づかない事でもありますね。
過去、東京のボディビル選手権大会の例で言えば、ジュニアの部(23歳以下)で、優勝をした選手が、その後、東京選手権でも優勝した例は、ほんの一例、一人しかおりません。
初代の1983年から2019年までの37年間で、たったの一人です。
若くして優秀な成績を出すことが出来たとしても、人生いろいろ、やはりその後、山あり谷ありとなってくるわけです。
しかし、逆に考えてみると、ジュニア期に無名であった方々が、その後の努力によって、東京選手権に優勝しているわけですから、謙虚に、そして、出来上がらない人生を、コツコツ歩んで行ってもらいたいものです。
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