フリーポーズ演技こそ、ボディビルの魅力①

大会予選審査の段階で、どのような決勝フリーポーズをやってくれるかと期待を持たせてくれる選手こそが、本物と言えるでしょう。

決勝審査で行われる自由フリーポーズ演技こそが、予選審査の規定ポーズにはない自由な発想から生まれてくる、芸術性を出せる時間となります。

現在、IFBB国際ルールの変更で、女子に限って個人のフリーポーズ時間が以前の60秒間から30秒間へと短縮されましたが、この短い30秒間で自分のポージングを組み立てる事は、極めて困難な事です。

アァッ、と言う間に終わってしまうので、見る方にしても、応援する方としても、物足りなさを感じていることと思われます。

いわゆる、「見入る」という状態にまで行かないわけです。ほとんどの選手が規定ポーズの繰り返しで、フリーポーズをまとめて来るわけなので、芸術性に乏しくなってしまいます。

より短いフリーポーズの時間は、大会の進行・運営を簡略化することにはなりますが、ボディビル競技そのものが持っている「力強さ」や「美しさ」を表現出来ずに終わってしまうのなら本末転倒ですので、私はもとの60秒間にもどしてみるべきと思っています。

 

 

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