年度末の2月、3月ころになると、道路工事が増えてきます。
まだ痛んでもいない道路を掘り起こしているのですが、掘っては埋め、掘っては埋めの繰り返しでは、何の生産性も生まれてこないと思いますが、これは年度末の3月中に余った予算を使い切るための方法でしょう。
予算が余ったのなら、次年度用にするか、プールしておけばよいのですが、これが出来ないのが「予算の単年度制」というやつです。
「その年に入った税収は、その年の内にすべて使い切ってしまう」という変なルールです。
我々の家計であっても、入った収入をすべて使い切るなどと言う事はあり得ないことです。会社の経営であっても同じ事ですが、予想以上の収入があったのなら、将来の思わぬ出費のために少しは貯めておこうと考えるものですが、国家の財政となると、赤字なのにお金を貯めるという発想がないのです。
今年の予算は、今年中にすべて使い切ってしまう現在にやり方では、いつまで経っても赤字額は減ってくる訳がありません。
無駄使いをしていては、景気は良くなりません。
景気が良くなったのなら、増税をしても構いませんが、
増税をすれば、景気が良くなっていくという政府の逆の順序では、
信用することはできませんネ。
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