「ここは、お互いの共存共栄という事で・・・。」
あなたにもプラス、私にもプラスで、これのどこが悪いのだ!と言われると、反対のしようがありません。
商売では、このやり取りは日常的に行われており、納得することろですが、政治家が、この共存共栄を言い出して来たら、要注意です。
あなたの会社にとっても、あなたの地域にとっても、すばらしい提案があるのですが、受け入れてくれないでしょうか。と、こう来る訳です。
「お互いに損は無いのですから、いいではないですか」
これが、政治家としての第一歩目の誘惑です。
ここに、微妙なすり替えが生じて来るものです。
結局は、あなたの一票を私に入れて下さい。あなたがたの一票一票を我党に入れて下さいね。という事に尽きるわけです。
「困ったときは、お互い様」と、妥協策を政治家が言い出したら、それは、自分たちだけのために言っている事に違いありません。
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