心地良い、疲労感の中へ

地獄の一つに、灼熱地獄(しゃくねつじごく)というものがありますが、熱く、焼けるような、まさに身を焦がす程の痛みの世界でしょうか。

我々の筋トレの世界でも、このような一見、地獄と思えるような苦しみ、痛みの回数を、バーンズなどと呼ぶことがありますが、最後の1回を挙げきる時の痛みは、何とも言えないものがありますね。

例えば、ダンベルカールで二頭筋のトレーニングをしている場合、この1セット当たり12回を繰り返す目標でやった時の、10回目(痛み少々)、11回目(痛み限界)、そして最後の12回目に極限の痛みがやって来るはずです。

ですから、10回目の痛みのところで止めてしまってはダメなのですが、普通一般の方々は、この10回目くらいでそのセットを終える事になるものです。

ただし、この10回目の二頭筋の疲労感と、12回目を終えた時の疲労感は、全く違う世界であって、10回目の世界観と12回目の違う世界(達成感)が、あると思えます。

この世界は地獄へ通じるのではなく、

天国への道なのです。

(残暑見舞い申し上げます)

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