知行合一(ちこうごういつ)の筋肉博士

むずかしい事をむずかしい専門用語で説明しても、その内容は一部の学会人や専門家にしか、伝わらないものです。

我々の世界で言えば、医学的な人体生理学から筋肉の構造理論などを、あれこれ言っても、一般の人々には通じないものです。

その通じない事をもって、ある種の優越感に浸っている人は、やがて進歩が止まってしまうことでしょう。

このむずかしい事柄でも、わかりやすく・簡単に言うためには、その実践としての自分の経験がどうしても、必要な事と思われます。

孔子の言われた、己の欲せざるところ、人に施すなかれ。

イエスの言われた、汝の隣人を愛せよ。の言葉通り、誰にでもわかる言い方でないと、伝わらないものです。

むずかしい筋トレ理論も、やさしく・わかりやすく伝えていただいた偉大な方が

旅立たれました。

東京大学教授・石井直方先生が8月20日に亡くなられたとの事です。

ご自分の人生を、筋肉の有効性のために捧げた偉大な先生でした。

師匠の故・宮畑豊会長と石井教授の知行合一の二人三脚で

どれだけこの日本に、筋トレと言うものが普及したか、はかり知れません。

石井教授のご冥福を祈ります。

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