玉子は、毎朝2個と夜に2個で合計4個ほど食べておりますが、
この玉子に関する言葉で、「啐啄同時」(そったくどうじ)という名言があります。
卵の中のヒナは、自分の殻を割って生まれ出るわけですが、そのとがったくちばしで、内側からコツコツと殻をなぜか?つついて、割ろうとする時期が来るものです。
生命誕生の不思議です。
この事を、我々人間に当てはめてみると、ヒナの時代とは、十代の青春時代のようなものでしょうか。
ある時は激しく、又ある時はノロノロと、しかし殻を破ろうと、もがいているような時代が私にもありました。
この青春の卵の中で、飛び出したいけど飛び出せない、もがきながらも頭をあっちにぶつけ、こっちにぶつけながら、かすかな外側の明かりを感じながらの卵の中。
そしてやっと、殻を破り、世の中に出てくるわけですが、
実は、その時まで外側からも、殻が割れるようにコツコツと、殻を叩いてくれていた人々(親、兄弟、先輩・・・)などが、いたという事に、やっと気付くのが人間の悲しいところでもあります。
「そーか、自分だけで殻を割って出てきたと思っていたが、実は世間の暖かい目に見守られていたのだ」と、
早い時期に気がつく事が、親孝行の始まりでしょうか。
しかし、「親孝行、したい時に親はなし」なので
早めに親孝行しておきましょう。
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