書斎のある生活

現代では、「書斎」としての一室がある生活は、実に贅沢な生活と言えるでしょう。

ワンルームマンションや六畳一間と言うのでは、本を並べておくスペースも作れなくなってしまいます。

読書の秋ですが、今の若い世代は本を買って読むということがなくなってきていると言われます。一方その分、スマホなどでの電子書籍を利用している面はあるのでしょう。

確かに、スマホの方が書斎というスペースを必要としないので、若い独身世代には、便利になっているのかもしれません。所有するより必要な時だけ借りるということになるのでしょうか。

しかし、やがて結婚をして子供が出来てくると、「教育効果」としては、書斎に並べられた本を見て、子供心に「親は何てすごいのだろう。何か漢字ばかりが書いてある難しそうな本を読んでいる」と、一種の畏敬の念を持つようになるのではないでしょうか。

一方、スマホの中には、読み切れないほどの本が入っている計算になりますが、残念ながら実際に並べられた本の「背表紙」には、かないません。その本の背表紙を見ただけで、いつごろ読んで、どう感じたのかが、見ただけで蘇ってくるものです。

「私をまた読んで下さい」とインスピレーションを受けることも多々あります。

不景気であっても、書斎がなくても、良い本を読み続ける習慣を持ち続けていたいものです。(写真の書斎は自宅ではありません、念のため!)

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